2017 年 9 月 25 日の週に JAHIS で DICOM 国際会議が開催されましたので、ご紹介いたします。
DICOMとはDigital Imaging and Communications in Medicineの頭文字をとったもので、「ダイコム」
と読みます。医療におけるさまざまな画像検査の画像データや検査に必要とされる情報、画像の表示に 関わるデータなどを伝送するために必要とされるデータ形式、データ長、メッセージ形式、メッセージ 交換の仕方などを定めている標準規格です。JAHIS は 2007 年 3 月に、DICOM 規格を開発する DICOM Standards Committee(DSC)のメンバーとして正式に承認され、一般社団法人 日本画像医療システ ム工業会(JIRA)と一緒に参加しています。
DSC は年に 3 回、米国・欧州・アジアで各 1 回開催されます。今回、アジア枠として日本で開催さ れることになり、JIRA と JAHIS が共同して主催することになりました。DSC だけでなく、いくつかの ワーキンググループ(以下、WG と呼ぶ。)も一緒に開催されました。さらに、元々開催予定のなかっ た WG-14(Security)も Co-Chair の一人が来日しており、日本から説明したいことがあったため、急 遽 AdHoc の委員会を開催することになり、セキュリティ委員会との意見交換が実現しました。まさに JAHIS 開催のメリットが行かせた出来事だったと思います。また、会議が開催された週に IHE コネクタ ソンが実施されていましたので、第 66 回 IHE 勉強会+コネクタソン見学会に参加し、勉強会では来日 メンバーに DICOM 関連の 2 つのテーマで講演を行っていただきました。
9 月 25 日 ( 月 ) 9:00 〜 12:30 WG-10 (Strategic Advisory)
13:30 〜 17:00 WG-29 (Education, Communication and Outreach) 9 月 26 日 ( 火 ) 9:00 〜 15:30 DSC (DICOM Standard Committee)
16:00 〜 17:00 WG-14(Security)AdHoc
9 月 27 日 ( 水 ) 14:00 〜 17:00 第 66 回 IHE 勉強会+コネクタソン見学会 9 月 28 日 ( 木 ) 9:00 〜 12:30 WG-13(Visible Light)
13:30 〜 17:00 WG-31(Conformance)
会議風景
今回、欧米から 12 人が来日したほか、JIRA から 3 〜 4 人、公益社団法人 日本放射線技術学会
(JSRT)から 2 〜 5 人、JAHIS から 2 〜 7 人の参加がありました。具体的な参加者及び会議内容につい ては、議事録が公開されていますので、そちらをご参照ください。
https://www.dicomstandard.org/wgs/
集合写真
会議だけでなく、昼食や懇親会のアレンジもしました。今回、来日メンバーに日本ならではの文化を 味わってもらいたく、お昼にはサンドウィッチのほかにおにぎり、卵焼きやお新香を準備し、懇親会は お座敷(もちろん掘りごたつです!)にしました。想像以上に楽しんでいただいたようで、おにぎりは サンドウィッチよりも先に売れてなくなってしまいました。ちなみに梅干しは苦手な方が多かったよう です。お座敷での懇親会も日本酒をさしつさされつ、楽しい時間を過ごしました。事前準備や当日対応
昼食のおにぎりや惣菜
懇親会風景
数年後にはまた日本で開催されることになると思います。ご興味のある方は、是非是非ご参加くださ い!
1.はじめに
病床機能分化、医療資源の偏在といった医療現場の課題を改善する一つの方法として、「地域医療連 携ネットワーク」があげられています。地域医療連携ネットワークは、平成 21 年の「地域医療再生基 金」をうけて急速に普及し始め、現在では 270 余りの地域医療連携ネットワークが構築・運営されて います(日医総研ワーキングペーパー 「ICT を利用した全国地域医療連携の概況(2016 年度版)」よ り引用)。しかしながら再生基金のリプレース時期にあたる今、事業継続性が各地域医療ネットワーク の重要テーマとなっており、標準化の普及によるマルチベンダー間連携のコスト削減も求められていま す。また安倍政権による「未来投資戦略 2017」で示されるように国の動向も活発になってきました。
今回は、その動向を整理しながら、本委員会での活動について紹介していきます。